電車内の口論
Posted By admin on 2012年1月23日
学生時代に電車内で見た口論。
全部の席が埋まっていたので私はボックス席のそばで立っていた。
そしたら、そのボックス席にいた若い女性二人が談笑していた。
その向かいには女性と小さい子供。
女性の一人がアイドルのライブチケットを手に入れたけどどうしても外せない仕事ができたからネットオークションにかけているという話をしだした。
もう一人も残念だね、と同情したようだった。
そこへ向かいの母親が、なんだったら私が貰ってあげてもいいよ、と言い出した。
あれ、この三人知り合いなのか、と私は驚いた。
女性がまだライブには時間があるしネットオークションにかけたのも昨日だからまだ様子を見たいと優しくお断りしていた。
口調からして知り合いではないよう。
もう一人の女性はかなり驚いた表情で母親を見ている。
そしたら、母親は鼻で笑って、どうせ独身で金いっぱい持ってんだろうからもらってやるって言ってるのにケチくさい、と言い放った。
母親が、ほら、早く出しなさいよ、と手を出した。
それを見てもう一人の女性が急ににやにやし始めた。
そして、財布を取り出して500円を母親の手に乗せた。
その女性が、見物料ですよ、いやぁ、本当にこんな人いるんですね、はじめて見た、とニヤニヤ。
母親は真っ赤になって子供の手を引いて口汚く女性を罵りながら退散していった。
女性二人は何事もないように話を再開した。
私は心の中であの女性に拍手喝さいだった。
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